有明海苔の美味しさのヒミツ
中島水産の有明海苔はくちどけが良く、海を感じる磯の香りと旨味がちょうどいいバランスで両立し、
そのままおやつ感覚で食べても、ご飯のお供としてもマッチするオールマイティな海苔なのです。
「女性的」と表現されることも多い有明海苔の美味しさのヒミツをここではご紹介します。
有明海がもたらす恵み
美味しさのポイントのひとつは有明海。多くの河川が流入するこの海は、海水と淡水が混ざり合う場所であるため、適度な濃さの海水を持ち、豊かな栄養分が含まれています。また日本一の干満差により、海水と太陽の光を交互にたっぷりと吸収できるので、のりづくりには最高の環境であり、美味しい有明海苔が生まれるのです。
栄養素や酵素が循環する有明海
干満の差が6mと非常に大きいことにより潮の流れが早いのが特徴の有明海は、干満差が日本一の海で、日本最大の干潟が形成されています。潮の流れが速い為、海水が海底までよくかき回します。それにより隅々まで酸素や栄養分が行き渡り、豊かな生態系が作られています。
多くの流入河川
有明海には、九州最大の川である筑後川をはじめ、鹿島川、塩田川、嘉瀬川、矢部川、白川など大小100を超える河川が流入しています。これらの河川によって干潮と満潮の差が激しくなっています。満潮時には湾内の塩分濃度が低下したり、干満差が大きいので一日のうちでも塩分濃度が大きく変化する特徴があります。
干満の差を利用した養殖方法
有明海苔の養殖は約6メートルの干満の差をうまく利用して行われています。支柱に網を張り海苔を育てる支柱式です。網は満潮と干潮の差により、海中に浸かっている時間と海の上に露出している時間の2つの時間を経過することになります。潮汐に合わせて網の張り込み位置を変え、網に乾燥(干出)を与えます。